イラクの誘拐、人質事件の

せっかく酔っているので私の現状認識を纏めてみる。


報道初期の段階で大衆は被害者にあまり同情的ではなかった、
彼らは某2ちゃんねるプロ市民などと揶揄される種類の人間であり、
彼らが国民一般の支持を得ていないことは社民党などの得票率を見れば
分かるだろう。
また、自ら危険な地に赴くというのは現在の日本では馬鹿、親不孝者などと
否定的に見られることが多い。
保守派はこの段階では敵が敵に捕まった厄介だ、と思いつつ自己責任論を
準備、この時点では誘拐されたこと自体に国家に責任がないく、万が一彼らが
死亡しても自己の責任だと国を弁護する為のものだった。


その後、被害者家族が国家糾弾、自衛隊撤退要求みたいなことを始める。
この段になると大衆が被害者家族に大きな嫌悪感を感じ始める、
人様に迷惑をかけないことを美徳と考える人には到底受け入れられない
手前勝手な態度であったし、テロに屈する形での自衛隊撤収など大衆にも
是認できる政策ではなかった。
さらに言えばサヨク的センスの行動は生理的嫌悪感をもたらした。
ここに来て保守派は大衆をアジりやすいお金の話を出して
大衆の感情に乗じる形でサヨクである被害者やその家族、支持者への
攻勢に転ずる。弁護の為ではなく政治的攻撃の為の自己責任論に変質する。


さらに数日経つと海外メディアの一部が自己責任論に反発、
彼らが日本の文化や政治の状況などに深い理解を持った上で
行動しているとは思えないが、ここで一応サヨクが再反撃に
転じようとする、とはいえ一度大衆の感情を敵に回した以上
読んだこともない海外の新聞の話で挽回は難しいように思う。


今回の件は保守派にとってはそれなりにキモチイイことになった。
敵の自滅に乗じて攻撃を果たした訳だ。


本来ならまだ大量に書くことある気がしますが酔ってるのでこの辺で




追記
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/hostages/news/0424-230.html

はぁ?これ訳がずれてたり恣意的に編集してないなら
何にも分かってねぇ。NYタイムズ
お上に逆らったんじゃなくて大衆の感情を逆撫でしたんだよ。




追記2


アカデミックな文脈にも耐えうる本来の理論と
大衆を納得させられる外見を備えた道具としての理論とが
ある訳で、後者に理論的攻撃をする方々は分かっててやってるのなら
良いのですが、分かってないなら滑稽の極み。