確かに世論はマスコミの表面的報道にあまり踊らされなかったとは言える。
しかし、マスコミの影響から十分自由になったとは私は考えない。
もしマスコミが10人の生死不明者とその家族の報道を連日行なっていれば
今回の小泉訪朝への評価は大分異なるものになっていたであろう。
マスコミは蓮池さんらが帰国して以来帰国した家族の事を中心に取り上げ、
10人の生死不明者の報道はあまりされなかったと記憶している。
国民の主要な関心は帰国した拉致被害者とその家族へと向けられていた。
それが今回の訪朝に対する国民の評価が比較的高いことに繋がったのでは
ないかと考える。
